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綿矢りさ 蹴りたい背中読んだ
蹴りたい背中
インストール読んだら蹴りたい背中も読みたくなったので、読みました。
こっちはまだ文庫になっていませんが、芥川賞受賞後にハードカバーの本を購入済み。

読み返すとやっぱりこっちもおもしろいんだよね。
にな川とはまず友達にはなりたくないけどね。
ハツと絹代のうまくいかなくなっていく様子が悲しいんだ。
絹代がいい子なところも悲しさを誘いますね。
わたしもまわりとうまくやっていけないからな~。
気の合わない人と無理して仲良くするのがいやなのよ。
笑顔ひきつっちゃうもん。
泣きたくなっちゃうんだよね。
わたしはハツみたいな強い態度はとれませんが。

蹴りたい背中で一番好きな文章


 にな川は振り返って、自分の背中に後ろにあった、うすく埃の積もっている細く黒い窓枠を不思議そうに指でなぞり、それから、その段の上に置かれている私の足を、少し見た。親指から小指へとなだらかに短くなっていく足指の、小さな爪を、見ている。気づいていないふりをして何食わぬ顔でそっぽを向いたら、はく息が震えた。

ここ最高ですね!
特に最後の文!
当時、これ読んで綿矢りさ好きかも…って思ったもん。
わたし、難しい単語を使わない、簡単な単語だけの雰囲気ある文章が大好きなんだよね(例;江國香織)。
まさにつぼ。

あとは

 終業ベルの音で目覚めた。目を開けると、視界に白いものがかぶさっていて、前が見えない。紙切れの巣の中で眠っていたせいで、おでこにプリントの切れ端が貼りついている。一つ瞬きをしたら、紙がまつ毛に触れて、額の脂を吸った紙きれは音もなく落ちた。
 すると、目の前に、目があった。私と同じように顔を机の上に載せたにな川が、がらんどうの瞳で私を見ていた。

 ちょっと死相出てた。ちょっと死相出てた。


ここね。
「ちょっと死相出てた」のとこ。
かわいい。
Wordで文章入力すると「『い』抜き、出ていた」って注意されちゃうんだけど。
まあ、わたしの文章なんてほとんど「くだけた表現」って注意されちゃうんだけどね。


 焦らないで、ゆっくり前へ進んでください、と会場の整理係らしき男の人が拡声器で声を飛ばすけれど、人の密度は増し、後ろからギュッと押されるようになった。ハツ、足の指を踏まれないように気をつけて、という絹代の声で、足指を内側に縮めた。歩みの遅くなった私の手首をにな川が摑み、前へと引っぱる。彼の指は熱くて、私の手首には彼の指の跡がつきそうだ。

ここも!
なんだかんだいって好きな文章だらけです。
次回作品が楽しみでっす!

なにかで「綿矢さんの服ってドゥファミリィっぽい」って書いてあったけど、実際どうなんだろうなあ。
わたしはこのあいだチャイルドウーマンでヒョウ柄のベルトを買いましたが。
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【2005/10/18 20:05 】
| 本のこと | コメント(2) | トラックバック(0) |
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コメント
ほんと文章が綺麗っていうか
情景がすぐ浮かぶような感じですね。
確かまだ20歳くらいの人でしたっけ?
インストールは前にブックオフで売ってたような気がしたので機会があったら読んでみようかな~
【2005/10/19 02:22】
| URL | もも #sSHoJftA[ 編集] |
いくつなんでしたっけ?早稲田とかに行ってるんですよね?大学生…若いですね~。
芥川賞を同じときに受賞したもう一人の人は、受賞後新作出してたけど、綿矢さんは文庫本書下ろしだけですね。雑誌は買ってないからわかんないけど、単行本では。早く出てほしいなあ~!
【2005/10/19 22:16】
| URL | 杏 #/pdu0RA.[ 編集] |
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